言葉を使ったヨガであるマントラには様々なものが存在します。リタルダンドではクラスの最初にOmのマントラを３回、クラスの終わりにOmのマントラ１回、Shantiを３回発声します。Omとは全てのものの基本的な振動であると考えられています。このマントラを繰り返す事でエネルギーを純化し、心を落ち着かせる事ができます。アーサナの前に呼吸を整えマントラを発生する事でリラックスした気持ちでアーサアをする事が出来るでしょう。Shanti(シャンティ)は平和・静寂などの意味をもちます。クラスの最後には皆さんの心、世界の平和・静寂を願って発声しましょう。

アーサナ（ポーズ）だけを行うヨガスタジオもありますがアーサナはヨガの一部です。本来はアーサナの後に行う瞑想で楽に座り続けるための体作りです。しかしアーサナで体を動かす事によって筋肉を強化し、柔軟性を高め、深い呼吸を促し心を安定させる事ができます。アーサナを続ける事で体を健康に導き、心を良い状態へ導いてくれるでしょう。

プラナヤマはprana(生命エネルギー)をayama(拡張・拡大)させる事をいいます。この生命エネルギーの流れに影響を与える呼吸をコントロールする練習を行います。主に呼吸は鼻から吸う・吐く・止めるという３つの技術から成り立ちます。練習を始めると感じますが呼吸をコントロールするのは難しい事です。徐々に肺の機能を高めて体のエネルギーを大きくする練習を行います。

アーサナで体を動かした後には体を休める時間を取ります。屍のポーズ、死体のポーズとも言われます。シャバーサナの時間は体の力を抜き、動かした筋肉・関節・体の感覚や心の状態に目を向けて観察してみましょう。