皆さん、こんにちは。
リタルダンドのセラピスト&ヨガインストラクターのChiakiです。
リットパネッテリア部 始動
今年に入って私のエネルギーが注がれている自家製酵母のパン作り。
Ritardandoを省略するとRit(リット)でパン屋をイタリア語でいうとPanetteria(パネッテリア)。
イタリア語にこだわりがあるわけではないけれど、急に英語やフランス語も変だろうと思い
私のパン作りをRit Panetteriaにする事にしました。
インスタグラムをやっていると色々なところで「部」が発生しているので、勝手にリタルダンドのパン作り部を発足致します。
天然酵母で作ってみた
とりあえずレーズンの酵母を作って…元種を作って…
パンを作れるところまで準備して。
そして、ひたすらにカンパーニュとベーグルを焼きまくる生活を始めました。
記念すべき初めての天然酵母カンパーニュは材料だけレシピをみて、工程は今までの自分のやり方で適当に作ったこの怒りのカンパーニュ。
製作過程で怒りの感情をこみ上げつつ、なんとか形にできたこのパン。
初めてで適当な割には、なかなか美味しい出来でした。
次にちゃんとレシピ通りに作ろうと作ったら、クープはだれ…見た目はナマコ
でもフワッフワで美味しいくて。ワカモレとサーモンディップと共に頂きました。
参考にしているレシピ集は
あんこ著『ズボラでOK!手作り酵母のパンとお菓子』です。
正直、このレシピはあまりオススメできず…。
この本は私も頂き物なのであまり批判はしたくないのですが、超わかりづらいです。
正直、パン作りがズボラでOKなワケないだろっ!て思います。
ズボラのレベルが通常の人とは違うのだろうなと読んでいて感じます。
でもレシピの配合は素晴らしいです。
そして分かりやすい本を手に入れようと思い、アマゾンの手作り天然酵母の本で一番オススメされていた
高橋 雅子著『「自家製酵母」のパン教室―こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられる』
からの3回目のカンパーニュです。
見事にクープがパカッと割れました。
一筋縄ではいかない天然酵母のパン作り
そこから研究が始まります。
粉が違えば味も違うし、酵母の種類や状態が違えば出来上がりが変わります。
毎日、手でこねたり、クイジナートのフードプロセッサーを使って捏ねたり、違いを観察しながら試してみています。
しかし、むずかしー。
状況が変われな全て変わる。
しかもパン作り初心者で自己流の私は一つ一つ試しては失敗…。
一応、食べるには美味しいんだけど見た目がイマイチ。
なんだか焼けば焼くほど見た目がひどくなっていく…涙
その後、カンパーニュを8回ほど焼いてみて、パン作りの理論を知りたくなりました。
そして簡単だのズボラでOKだの言っているレシピ本では物足りず、よく分からない。
なんで失敗をするのか知りたくなってしまうのです。
そしてアマゾンでジェフリー・ハメルマン著『BREAD―パンを愛する人の製パン技術理論と本格レシピ』を買ってしまった。
カンパーニュに飽きてリュスティックとパンドセーグル
何度も同じものを作るのに飽きて疲れてきたので、気分転換に違うパンを焼いてみました。
まずはリュスティック。プレーンとくるみ入りをそれぞれ。
そしてパンドセーグル。プレーンとイチヂク入り。
小麦と塩と砂糖だけでなんて美味しくなるんでしょう!!
グルテンフリーの逆をいくグルテンライフ
数年前に私は小麦を排除するグルテンフリー生活を数ヶ月間送っていました。
そしてグルテンフリーの素晴らしさを、始めた3日目には実感しています。
私はもともとパンが好きではなく、朝食はグリーンスムージーだし、昼・夜食はご飯派なのでパンを食べる機会は殆どありません。
でもグルテンフリーをやってみようと決めて、始めるとパンだけでなく普段の食生活の中には小麦がたくさん溢れています。
揚げ物やパスタだけでなく日本食で必須の醤油にも小麦は含まれていますし、もちろんビールにも!
自炊でなんとかグルテンを排除しても、外食でグルテンフリーでないものを探すのは大変難しいです。
でも3日間、小麦を一切口にしないと、本当に体が軽くて快適なことを実感しました。
そしてグルテンってお腹の調子を崩したり、体を重だるくさせることに気づきます。
でも数ヶ月続けると、とにかく普段の食生活に小麦はなくてはならないもの位に入り込んでいるんです。
小麦を口にしないことを続けるのがどれだけ難しいことか!!
小麦を止めるためにビールは第三のビールである「のどごし〈生〉」にしました。
そして醤油も小麦不使用のもの、パン粉も米粉パンから作られたもの、パスタも米粉パスタをわざわざ購入しました。
しかし!!小麦不使用の醤油がなんとも美味しくない!!!
大好きなビールも飲まず、醤油も不味いし、外食しなきゃいけない時に「グルテン〜」って思うのやだなぁって。
ふと、思うのです。
私、小麦アレルギーでもないのに何やってんの。と。
これは食べて、これは食べない。というのは豊かさ故だと思います。
ベジタリアンをやったり、グルテンフリーをやったり。
色々と試してきました。
厳格とは言えませんでしたが、全てお金がかかり、豊かだからこそできることだと思います。
世の中には牛乳を飲むなんて信じられないと思う人、マクロビオティックやヴィーガンなど様々な食のこだわりの方がいらっしゃいます。
その一つ、マクロビオティックではジャガイモや春菊は良くないと言われているそうです。
もちろん完全に食べてはいけない。なんて極端な事は言われませんでしたが、極力食べないように…というニュアンスだったと思います。
私は人類の飢餓を小麦やジャガイモが救ってきたと思います。
だからと言ってこればかり食べろというわけではありません。
ヨガを学んだからこそ執着から一歩離れてみる大切さを感じています。
一つのものに偏ったり、一つのものを避けたりしなくても良い、ヨガでは何かをしなければならない、すべきであるという考えから一歩離れましょうと言われます。
全てを受け入れ、そして手放すのです。
その結果…あんなに小麦を排除してたのに。
なぜか天然酵母にハマっています。
まぁ、言ってることがコロコロ変わると思って頂いてもOKです。
ハマっている時点で執着もあるのでヨガ的にはNGな気もしますが、受け入れてくれるのもヨガのはずです。
そして自分自身でパンを作るようになって、初めてパンが美味しいと感じるようになりました。
小麦一つ一つに香りや味があって、酵母にも「レーズン酵母」なのか「りんご酵母」なのかだけでなく、同じ酵母であっても、その日その時の状態を見極める力が必要です。
ある意味、ヨガの感覚に近い気がします。
そして、色々と試しているこの感覚。
10何年前に石鹸と出会い、たくさんの植物油脂と精油をあぁでもない、こうでもないと模索しながらレシピを作っていた頃を思い出します。
私は何になりたいのか…。セラピストもやって、ヨガインストラクターもやって、RitSAPONE(リットサポーネ)という石鹸屋もやってパン屋にもなるのか?と友人には言われますが。
とりあえず、パン作りが楽しいので焼き続けたいと思います。
ドライイーストでベーグル
天然酵母が出来るのを待ちない間は、ドライイーストでベーグルを焼きました。
なかなか上手く焼けたわ!!
自家製ピクルスに自家製ベーコンとお野菜を挟んでいただきまーす!!
食事は体を育む大切な時間
そう、何を食べて誰と食べ、どんな時間を過ごすのか。
とても大切なことです。
便利で手軽なコンビニやスーパーも忙しい時には大いに役立ちますが、
丁寧に自分で作るのも大切だと思います。
リタルダンドではそんな食から健康を考えるお手伝いもしていきたいとクッキングクラスを5月頃に企画中です。
素敵な料理のプロにヘルシーで簡単な料理を教えて頂く講座を考えています。
お料理に興味がある方、料理をもっと手軽に上手になりたい方、期待していてくださいね!!